100%!ナツドキ

ナツドキを創る人たちが、思い思いに喋るブログ。

ナツドキ2019でやりたかったこと

越野です。

2019.07.06 ナツドキ2019が無事開催されました。

奇跡的に天気にも恵まれて、雨も降ることなく多くの方にご来場いただけたこと、本当に感謝です。

 

ここからは超個人的な想いですが、ぼくなりにナツドキ2019を終えて心にあることを話していこうと思います。

 

まず正直に言います。

ぼくはとてもとても不安でした。笑

ぶっちゃけお金払ってネームバリューあるアーティスト呼んで、それをエサにクラウドファンディングやら広告打てばもっと楽に人は集まるし、それ以外のところにお金をかけなくても規模感は出るし、収支はなんとかなる。

 

でもナツドキ2019はそんなことは度外視して、これまで出会った「好きなもの」だけを集める。

やりたいことだけをやる。

心の底から良いと思ったものだけで創り上げる。

そう決めたお祭りでした。

これにはぼくなりの強い想いがあって。

ぼくはバンドマンです。

つまりアーティストです。

そんな、ものを創る人にとって「良い作品を作る」ことへの欲って本当に強いものだと思うのだけれど、それに対して世間が「良いものを良いと思える力」が不足している感覚がある気がしていて。

情報過多だし、科学の進歩で、何でも平均点が出せる時代になってきた昨今だからこそ、平均点以上の「本当に良い物」が埋もれて、情報戦略だったり宣伝力や流行とか数字とかっていった分かりやすい評価に意識が向いていく。

だから作り手ってどうしてもその引力に引き寄せられて、そっちを頑張ってしまい、自分が本当に好きなこと、好きなものが作れなくなってしまう。

 

そういった事が風潮があるなと感じていて。

ぼくはそういう流れに思いっきり反発していきたいなと思っています。

それがナツドキでやりたいことで、「ただ良いと思えるものを集める、やりたいことをやる」っていうのは、つまりそういった世間の流れへのデモであり、作り手にも受け手にも「好きなことは好きでい続けていいんだ!やりたいことはやり続けていていいんだ!」って思っていただきたいのです。

 

だから、まぁまぁの金を出してライブハウスに芝生埋めちゃうし、生配信の番組やっちゃうし、売れ線からはほぼ無縁の音楽やっているバンドも呼んじゃう。

盆踊りもゼロから勉強してレコーディングして振付までつけちゃうし、CMだって全部全部手作り。

 

色んな方から「そんなんに金かけて何したいの」って言われてもそのたびに「やりたいことやりたいだけです!」って大見得切って満面の笑みで押し通してた。笑(内心は不安だったけど。笑)

 

だって全部やりたいことだし、好きなことなんだもんね。

それをやって何が悪いんだこのやろうってね言い続けたいよねって。

 

そんな想いがナツドキ2019に込められていて、結果あんな手作り感満載の文化祭のようなお祭りが出来上がったのではないかなぁと思う。

出てくれた方も来てくれた方も手伝ってくれた方も応援してくれた方も本当に本当にありがとうございました。

みんな楽しんでくれたのかなぁ、これからも仲良くしてくれるかなぁ、また来年もナツドキやらせてくれるかなぁー。

 

それはきっとこれからのぼくのおこない次第でしょうね。笑

 

よし、次はなにしよっかな。

 

ナツドキ主催者 越野和馬